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PHD阻害剤

PHDそがいざい

2019年から,腎性貧血治療におけるPHD阻害剤の利用が,世界に先駆けて日本で開始された.PHDは細胞内の酸素分子を利用してHIFを分解に導くことから,低酸素応答システムにおけるセンサー分子として機能する.腎性貧血治療には,ヒトEPOの遺伝子組換え製剤が注射されているが,PHD阻害剤は内在性の腎EPO産生を誘導する低分子経口薬として注目されている.(実験医学増刊3812より)

線維化 慢性疾患のキープロセス

多彩な間質細胞が織りなす組織リモデリング“fibrosis”の理解

菅波孝祥,柳田素子,武田憲彦/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです