QT延長
QTえんちょう
心臓疾患としてのQT延長症も知られているが,創薬開発のときに問題になるのは,薬剤誘発性のQT延長である.薬剤によって心筋のイオンチャネルがブロックされる場合や電解質の異常が起こされる場合などに,心室筋の活動電位持続時間が延長することによって心筋の活動が不安定になり,心電図の乱れが起こる.悪い場合には不整脈死を起こすこともあるので,創薬にとっては最大限注意すべき副作用である.(実験医学増刊3210より)
構造生命科学で何がわかるのか,何ができるのか
最先端のタンパク質解析技術から構造情報の活用事例,創薬展開まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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