実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

TET-ONシステム

TETONしすてむ

tTAを改変することで,通常状態ではDNA結合能をもたないrtTA(reversed-tTA)が作出された.tTAとは逆で,Tetを添加する(Tet-ON)ことで標的配列に結合し,転写を活性化する.Tetのアナログであるドキシサイクリン(Dox)はrtTAと親和性が高いため,誘導にはDoxが用いられる.TET-OFFと比べ,遺伝子誘導が速やかに行える一方,細かな発現量の制御が難しい.(実験医学増刊332より)

再生医療2015 幹細胞と疾患iPS細胞の研究最前線

飛躍する基礎研究 加速する臨床への挑戦

岡野栄之,山中伸弥/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです