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TGF-β受容体阻害剤

TGFBじゅようたいそがいざい

TGF-βとの結合により活性化したタイプⅠ受容体(ALK5)のセリン・スレオニンキナーゼはSmad2/3タンパク質をリン酸化することで,細胞内にシグナルを伝達する.SB-431542やsc-203294などの低分子化合物はALK5のキナーゼ活性を選択的に阻害することにより,TGF-βのさまざまな作用を阻害することが報告され,がんなどの関連疾患の治療に期待が集まっている.(実験医学増刊2920より)

がん幹細胞—ステムネス,ニッチ,標的治療への理解

genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

須田年生/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです