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ZPA

移植実験や除去実験によって,四肢の発生を制御する重要部分として同定された.ZPAはzone of polarizing activityの略.肢芽の後方部分(小指側)を肢の前側に移植すると,本来の親指側に新たに小指の側がつくられ,鏡像関係の四肢が発生することから,肢芽の後方部分にこの名がつけられた.現在では,ShhがZPAで産生されることで,四肢に小指の側から親指側の極性がつくられることが知られている.(実験医学2014年1月号より)

再生できる・できない生物 その差から挑む三次元再生と再生医療

田村宏治,阿形清和/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです