ctDNA
壊死や細胞死を起こしたがん細胞のDNAの一部が,血液や尿といった体液内に漏れ出したもの.微量ではあるが,シークエンスやdigital PCRによって腫瘍におけるゲノム異常を検索することができる.(実験医学増刊397より)
日本人の疾患と健康のためのバイオバンクとデータベース活用法
試料と情報の的確な探し方と使い方
腫瘍細胞がアポトーシスやネクローシスによって崩壊し血中に流出した腫瘍由来のDNAである.ヌクレオソームの間で切断されたDNAが血中に存在していると考えられており,ctDNAの長さは中央値が166 bpと短いことが報告されている1).(実験医学増刊3815より)
ゲノム医療時代のがん分子標的薬と診断薬研究
「治療」の選択肢を広げる新しい標的、併用療法、横断的・マルチコンパニオン診断薬、リキッドバイオプシー
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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