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mTOR複合体

MTORふくごうたい

mTORは構成因子の異なる2種類の複合体を形成することが知られており,これらはそれぞれmTORC1(mTOR complex 1),mTORC2(mTOR complex 2)とよばれる.それぞれ基本構成因子としてmTOR,mLST8を含んでおり,mTORC1はこれに加えRaptorとPRAS40,mTORC2はRictor,mSin1,そしてProtorから構成されている.この他,mTORの結合タンパク質としてはDeptor,Tti1,Tel2などが報告されている.(実験医学増刊2912より)

タンパク質分解系による生体制御

ユビキチン,プロテアソーム,オートファジー,調節性プロテアーゼによる恒常性維持・刷新の新機構と,疾患への関与から創薬戦略まで

村田茂穂,反町洋之/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです