アグリソーム
あぐりそーむ
ミスフォールディングしたタンパク質凝集体が蓄積した細胞内の構造体を指し,一般的にユビキチン化されたタンパク質を多く含む.アミロイド様のβシートに富んだ硬い構造体とは性質を異にする.ミスフォールディングしたタンパク質を細胞が特定の場所に格納することで,細胞障害を抑える機能もあると考えられている.一方で,アグリソームの生成はさまざまな神経変性疾患にも関与している.(実験医学2021年6月号より)
タンパク質の凝集化がかかわる精神障害の発現機構実験医学2021年6月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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