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スピノーダル分解型

すぴのーだるぶんかいがた

不安定領域で起きる,空間的な濃度の不均一(ゆらぎ)が連続的に振幅を成長させていくことで進行するタイプの相分離をスピノーダル分解型とよぶ.これに対して,準安定領域で起きる相分離は,自由エネルギー障壁を超えて核が形成されることで相分離がはじまり,核形成成長型とよばれる.微小な濃度のゆらぎが自発的に成長するか減衰するかで,不安定・準安定領域がそれぞれ定義される.(実験医学2019年6月号より)

細胞内相分離:ソフトマター物理の視点から実験医学2019年6月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです