フロー合成技術
ふろーごうせいぎじゅつ
流路に溶液を流しながら反応させる技術のこと.フラスコなどの容器に溶液を溜めて反応させる従来のバッチ合成技術と比べ,流し続けるだけで簡便に生産量を増やせて省スペース化でき,また危険物を扱う際のリスクを低減できる.特に内径1 mm以内の流路を用いる手法をマイクロフロー合成法とよび,ミリ秒単位での反応時間の制御や厳密な温度制御が可能である.(実験医学2021年1月号より)
創薬における有機合成の自動化について考える実験医学2021年1月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです