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プラーク破綻

ぷらーくはたん

動脈硬化病変が進展すると血管壁にコレステロールやさまざまな細胞が溜まって粥腫(じゅくしゅ)またはアテロームが形成され,隆起した状態をプラークとよぶ.このプラークが不安定な状態となり傷が生じることをプラーク破綻とよぶ.プラークの破綻により血液にアテロームの内容物が接することで血小板凝集から凝固因子の活性化に至り,血栓を形成することで血管を閉塞することが急性心筋梗塞や脳梗塞の原因である.(実験医学2022年2月号より)

循環器疾患と細胞老化実験医学2022年2月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです