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ベネズエラ糞線虫

べねずえらふんせんちゅう

ベネズエラ糞線虫(Strongyloides venezuelensis).ヒトの糞線虫(Strongyloides stercoralis)のマウス感染モデルとして用いられる𪘂歯類の腸管寄生線虫.ライフサイクルは図1参照.感染によって誘導された粘膜型肥満細胞の産生するコンドロイチン硫酸が排除に作用すると考えられている.ヒト糞線虫は腸管内で幼虫が孵るため,免疫力の低下した患者では自家感染を繰り返す.(実験医学増刊3020より)

感染・共生・生体防御システム

ウイルス・細菌と宿主のクロストークからワクチン開発を始めとする予防戦略まで

笹川千尋,柳 雄介,大野博司,石井 健/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです