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リン脂質の脂肪酸非対称性

りんししつのしぼうさんひたいしょうせい

リン脂質は一般にグリセロール骨格のsn-1位に飽和脂肪酸をsn-2位に不飽和脂肪酸を結合している.アラキドン酸は主にsn-2位に結合しており,炎症反応などで産生されるプロスタノイドやロイコトリエンにはPLA2が関与する.de novo合成系ではsn-2位に多種の不飽和脂肪酸を導入することができないため,sn-2位を入れ替えるリモデリング経路が想定されており,最近この経路にかかわる酵素が次々と同定されてきている.(実験医学2009年8月号より)

脂質メディエーターの機能

横溝岳彦,村上 誠/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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