実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

免疫チェックポイント阻害薬

めんえきちぇっくぽいんとそがいやく

免疫チェックポイントシステムはT細胞の活性などを抑制して過度の免疫反応を制御することである.その分子はT細胞膜に存在し,CTLA-4,PD-1が代表的である.他にTIM-3,LAG-3,B7-H3,B7-H4,BTLA,VISTAなどがある.CTLA-4は主に樹状細胞など抗原提示細胞のCD80/86分子に応答,一方,PD-1は主に腫瘍細胞表面上のPD-L1に応答する.これらの反応の阻害抗体が免疫チェックポイント阻害薬である.(実験医学増刊3715より)

がん免疫療法の個別化を支える新・腫瘍免疫学

河上 裕/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです