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免疫原性

めんえきげんせい

一般的には免疫系による認識され易さが免疫原性である.がん免疫領域における免疫原性とはがん細胞自身のもつ抗原性のことを示す.がん化の過程において細胞には遺伝子変異が蓄積しており,これらの変異遺伝子から産生される変異タンパク質由来のがん抗原をはじめ,その他の分化抗原やがん精巣抗原などの発現によりがん細胞は免疫系に認識される.免疫原性が高いがん細胞ほど,免疫細胞による排除を受けやすいと考えられる.(実験医学増刊4210より)

良い炎症・悪い炎症から捉え直すがんと免疫

慢性感染、肥満、老化などによる慢性炎症を制御し、がんの予防と新規治療をめざす

西川博嘉/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです