有袋類・真獣類
ゆうたいるいしんじゅうるい
哺乳類は乳で仔を育てる動物の総称で,単孔類・有袋類・真獣類の3つに分類される.単孔類は卵生のカモノハシとハリモグラからなり,カンガルーやコアラなどの有袋類とヒト,マウスなどの真獣類は母親が赤ちゃんを出産する胎生の哺乳類である.有袋類と真獣類は母親から胎仔へ酸素・栄養を補給する胎盤をもっているが,長期の妊娠を可能にした構造,栄養やガスの交換効率は真獣類の方が優っており,胎仔を十分大きく育ててから出産できる.(実験医学2023年9月号より)
ウイルスから獲得した遺伝子により哺乳類は何を得たのか実験医学2023年9月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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