マクロファージなどの骨髄由来細胞が組織内に浸潤し，種々の刺激によって炎症反応を誘導することで構築される微小環境．がん組織では炎症反応が遷延化し慢性炎症となり，発がんやがんの悪性化の一因となっている．（実験医学増刊335より）

がん微小環境と標的治療

がん幹細胞ニッチ、間質、血管・リンパ管新生の理解に基づく21世紀の新たながん治療

宮園浩平／監，高倉伸幸，佐谷秀行，大島正伸，矢野聖二／編