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多発性骨腫の炎症性微小環境におけるIL-18の役割

Dysregulated IL-18 is a key driver of immunosuppression and a possible therapeutic target in the multiple myeloma microenvironment
Nakamura K, et al:Cancer Cell, 33:634-48.e5, 2018
中村恭平
Kyohei Nakamura:Immunology in Cancer and Infection, QIMR Beghofer Medical Research Institute(クイーンズランド医学研究所)
10.18958/6191-00003-0001576-00

「がんの進展を促進する炎症」と,「抗腫瘍免疫応答の回避」は,がんのホールマーク(特徴)として,位置づけられている.本研究は,サイトカインIL-18が,多発性骨髄腫の微小環境において2つのホールマークを司る重要なサイトカインであることを明らかにした.

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