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【スマホで読める実験医学】心臓へのストレスが造血幹細胞に蓄積し多病を引き起こす
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心臓へのストレスが造血幹細胞に蓄積し多病を引き起こす
Heart failure promotes multimorbidity through innate immune memory
Nakayama Y, et al：Sci Immunol, 9：eade3814, 2024
Katsuhito Fujiu：Department of Advanced Cardiology, The University of Tokyo（東京大学大学院医学系研究科先進循環器病学）
10.18958/7569-00003-0001755-00
心不全は一度発症すると再発をくり返し，他の病気も併発しやすい（多病）が特徴であるがそのしくみは不明であった．今回，心不全が「なぜ再発するのか」「どの他の臓器に影響するのか」のしくみを明らかにした．それは，心不全のような強いストレスが造血幹細胞に蓄積し，そこから供給されるマクロファージの機能低下を介して多臓器に悪影響を与えるという機序だった．
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