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糖脂質抗原プロセッシングがNKT細胞を介した腫瘍免疫応答を制御する

Lysosomal processing of sulfatide analogs alters target NKT cell specificity and immune responses in cancer
Nishio K, et al:J Clin Invest, 134:e165281, 2023
西尾公美子,寺部正記
Kumiko Nishio1)/Masaki Terabe2):Gastroenterology and Hepatology section, OBP clinic1)/Neuro-Oncology Branch, Center for Cancer Research, National Cancer Institute, NIH2)(医親会OBPクリニック消化器内科1)/米国国立衛生研究所米国国立がん研究所脳腫瘍研究部門2)
10.18958/7555-00003-0001699-00

NKT細胞には2つのサブセットがあり,typeⅠNKT細胞が腫瘍免疫を亢進,typeⅡNKT細胞は腫瘍免疫を抑制することが示されてきた.今回われわれはtypeⅡNKT細胞の抗原であるsulfatideが抗原提示細胞内でのプロセッシングを経て,typeⅠNKT細胞特異的な抗原であるβGalCerへと変化することで腫瘍免疫を亢進することを明らかにした.

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