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【スマホで読める実験医学】高精度グルカゴン測定系の開発と糖尿病診断への応用
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高精度グルカゴン測定系の開発と糖尿病診断への応用
Development of highly accurate glucagon measurement system and application to diabetes diagnosis
Masaki Kobayashi / Tadahiro Kitamura：Metabolic Signal Research Center, Institute for Molecular and Cellular Regulation, Gunma University（群馬大学生体調節研究所代謝シグナル解析分野）
10.18958/7555-00001-0001460-00
血中グルカゴン濃度の測定において，反応特異性を向上させたサンドイッチELISAが臨床検査で採用されている．しかし一部の被検者においてはグルカゴン関連ペプチドが高値となるために，従来のサンドイッチELISAでは交差反応による偽値を示すことがある．われわれは最近，新たな抗体を用いて反応特異性を大きく向上させた高精度サンドイッチELISAを開発した．すべての被検者において信頼性の高いグルカゴン測定が可能となったことにより，グルカゴン測定の糖尿病患者の病態診断への利用，さらには糖尿病個別化医療への発展も期待される．
グルカゴン，2型糖尿病，サンドイッチELISA，LC-MS/MS，グルカゴン関連ペプチド
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