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【スマホで読める実験医学】GIP/GLP-1 dual agonistの特性と効果,安全性
550円
肥満を合併する2型糖尿病の激増を背景に,血糖改善効果に加え,減量効果を有する2型糖尿病治療薬に注目が集まっている.チルゼパチドは,1分子のペプチドでありながらインクレチンであるGIP,GLP-1の両受容体を活性化しうる2型糖尿病治療薬として開発され,臨床試験において既存のGLP-1受容体作動薬と比して,著明な血糖改善効果,減量効果を有することが示されたため使用頻度が増えており,現在,心血管や腎に対するadditional benefitsの可能性についても検討が進んでいる.一方,新しいクラスの薬剤として消化器関連有害事象に加え,未知の副作用に注意する必要がある.本稿では,チルゼパチドの特性と有効性,安全性について概説する.
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