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歯周炎発病過程における歯根膜組織の役割と急性炎症進行期におけるIL-33/ST2経路の保護的な作用

The role of periodontal ligament tissue in the pathogenetic process of periodontitis and the protective role of IL-33/ST2 axis in its developing acute inflammation
Liu A, et al:Nat Commun, 15:2707, 2024
劉 安豪,中島友紀
Anhao Liu1)2)/Tomoki Nakashima3):Department of Cell Signaling, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University1)/Department of Periodontology, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University2)/Faculty of Dentistry, Tokyo Medical and Dental University3)(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子情報伝達学分野1)/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野2)/東京医科歯科大学歯学部3)
10.18958/7555-00003-0001698-00

歯周組織は4種の異なる成分により構成される複合的な組織であるが,歯周炎の病因学に関する研究では主に歯肉組織の作用しか検討されておらず,疾患への理解が制限されている現状にあった.われわれは歯周炎の発病過程にて,歯肉以外の成分も同時に解析することで,歯根膜組織の重要性を見出したと同時に,急性炎症期におけるIL-33/ST2経路の保護的な作用も明らかにした.

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