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癌遺伝子中毒説

がんいでんしちゅうどくせつ

癌は複数のゲノム異常の蓄積が原因として起こる病気であるが,そのなかでも特に癌細胞が強く依存している(中毒になっている)異常があり,その機能を阻害することで細胞死や増殖停止を引き起こすことができるという説.これまで培養細胞や動物モデルで検証されており,実際の癌の治療でも分子標的治療薬が奏功する理由と考えられているが,詳しい分子機構については未だ不明な部分も多い.(実験医学増刊2712より)

疾患遺伝子の探索と超高速シークエンス

パーソナルゲノム時代の疾患解明と治療戦略

辻 省次/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです