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筋線維タイプの群化

きんせんいたいぷのぐんか

骨格筋にはタイプ1線維(遅筋)とタイプ2線維(速筋)の筋線維があり,健常人ではこれらがモザイク状に分布する.しかし,老化や神経変性疾患の骨格筋では,筋線維の脱神経と近傍の運動神経終末の分枝による再支配が起こる.このとき,筋線維は再支配する運動神経のタイプ(遅筋,速筋)へ変更されるため,近傍の筋線維が同じタイプになり群化する症状をさす.(実験医学2020年10月号より)

神経筋接合部の老化実験医学2020年10月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです