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組織スライス

そしきすらいす

神経細胞のシナプス可塑性のメカニズムを調べるためには神経細胞がネットワークを保った状態で観察する必要がある.このためよく使われる試料としてラットやマウスの海馬の神経細胞があげられる.海馬は一時的な記憶を担っていると考えられておりシナプスの可塑性を調べるための試料として最適だからである.通常,300μm程度の海馬スライスがよく用いられる.海馬をスライスしても細胞は生きており,シナプス反応も正常に保たれている.(実験医学増刊2617より)

生命現象の動的理解を目指すライブイメージング

癌,シグナル伝達,細胞運動,発生・分化などのメカニズム解明と最新技術の開発, 創薬・治療・診断への応用

宮脇敦史/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです