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腫瘍免疫回避

しゅようめんえきかいひ

がん組織内では,がん細胞自体や,周囲の免疫細胞や線維芽細胞がさまざまな形で免疫抑制を誘導し,腫瘍は宿主の免疫監視機構から逃れている.最近では,増殖や転移などに加えて,新たに重要ながんの悪性形質の1つとして考えられている.(実験医学増刊3112より)

腫瘍免疫学とがん免疫療法

がんの進展・排除を司る免疫システムと逃避するがん―その制御による新たながん治療

河上 裕/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです