自己不活化型ベクター
じこふかっせいかがたべくたー
RVやLVのベクタープラスミドの3′LTRのU3からプロモーター/エンハンサー配列を除去したΔU3に改変しておくと,逆転写の段階で3′LTRのΔU3配列は5′LTRにジャンプして転写されるため,プロウイルスとして染色体に組込まれた段階では両端のLTRのプロモーター活性が失われている.強力なLTRプロモーター/エンハンサーからの内部プロモーターへの干渉や,挿入部位近傍のがん遺伝子の活性化を抑制できる.(実験医学増刊382より)
いま、本格化する 遺伝子治療
遺伝性疾患・がんと戦う新たな一手
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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