自己不活化型ベクター

じこふかっせいかがたべくたー

RVやLVのベクタープラスミドの3′LTRのU3からプロモーター/エンハンサー配列を除去したΔU3に改変しておくと,逆転写の段階で3′LTRのΔU3配列は5′LTRにジャンプして転写されるため,プロウイルスとして染色体に組込まれた段階では両端のLTRのプロモーター活性が失われている.強力なLTRプロモーター/エンハンサーからの内部プロモーターへの干渉や,挿入部位近傍のがん遺伝子の活性化を抑制できる.(実験医学増刊382より)

いま、本格化する 遺伝子治療

遺伝性疾患・がんと戦う新たな一手

小澤敬也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです

関連書籍
  • 9784758125956
  • 9784758124409
  • 9784758104289
  • 9784758125949
  • 9784758122825
  • 9784758125932
  • 9784758125925
  • 9784758122443
  • 9784758112109
  • 9784758120968