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興奮性シナプス後電位

こうふんせいしなぷすこうでんい

シナプスを介して神経細胞に入力が入り,それが脱分極応答を引き起こす際,そのシナプス後電位を興奮性シナプス後電位(EPSP)とよぶ.刺激された部位から記録されている神経細胞への結合が直接的であれば,興奮性シナプス電位の潜せん時じは短く,くり返し刺激しても潜時は常に一定である.このように直接結合によって誘発されるものを単シナプス性EPSPとよび,間に1個中継するニューロンが入っている場合は2シナプス性EPSPとよぶ.(実験医学2019年8月号より)

神経回路再編機構とリハビリテーション実験医学2019年8月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです