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近赤外線

きんせきがいせん

600~900nmの波長の範囲内の近赤外線は,生体内に豊富に含まれる水やヘモグロビンに吸収されにくいため,組織を透過しやすく,体表面からの非侵襲的イメージングに適する.さらなる利点としては,イメージングプローブに対する感度が高いこと,空間分解能が高いこと,使用できるイメージングプローブが豊富なことが挙げられる.一方,近赤外線イメージングは,他の検査に比較し,深部組織描出能は劣る(最大10cm以下).(実験医学増刊2910より)

慢性炎症ー多様な疾患の基盤病態

生活習慣病,がん,免疫・神経疾患に至る分子メカニズムと診断・治療への応用

小川佳宏,真鍋一郎,大島正伸,竹田 潔/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです