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逆薬理学

ぎゃくやくりがく

有効な薬が先に有ってその効果が生じる分子機構を調べていく「薬理学」の研究の向きとは逆向きの研究,つまり,分子機構の解明が先にあり,その機構に有効な化合物を薬として確立する学問という意味で用いている.これは現象スタートの学問である「遺伝学」と,遺伝現象の根本原因である遺伝子自体を利用して逆に遺伝現象としての表現型を誘起させその機能を解析する「逆遺伝学」の関係のアナロジーである.(実験医学2020年7月号より)

がん予防学の科学的・社会的側面と現状実験医学2020年7月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです