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類洞血管

るいどうけっかん

骨髄内の造血組織に入り込んで拡張した毛細血管.類洞血管の壁は有窓性の内皮細胞を中心に構成されている.この領域には,細網細胞や造血幹細胞が接着して存在し,血管性ニッチを構成している.幹細胞ニッチは,幹細胞の自己複製を支持する役割を担っており,類洞血管の周囲を取り囲むように血液細胞の造成が行われている.(実験医学増刊2920より)

がん幹細胞—ステムネス,ニッチ,標的治療への理解

genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

須田年生/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです