骨髄系抑制細胞
こつずいけいよくせいさいぼう
CD11b陽性Gr-1陽性の未成熟骨髄系細胞で,ストレス時や坦がん状態で脾臓,がん細胞周囲に浸潤しT細胞の機能を抑制する.この機構として,骨髄系抑制細胞がアルギナーゼ1を分泌しアルギニンを代謝することでT細胞の増殖能を抑制すること,nitric oxide synthase 2(NOS2)を産生して活性化T細胞のアポトーシスを誘導することが報告されている.(実験医学増刊2620より)
樹状細胞による免疫制御と臨床応用
T細胞制御機構の理解から,樹状細胞療法の開発,自己免疫疾患・感染症の病態解明とその治療まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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