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簡潔さを磨く 3級:解説2
推敲例
なぜよくないのか?
「住民代表性の確立した幅広い年齢を対象に脊椎アライメント と運動機能に関する情報を包括的かつ体系的に収集する」と「重要な中間因子であるサルコペニアに関しても検討を行うことで,効果的予防法(一次予防)と運動機能低下ハイリスク群の効率的選択法(二次予防)に関するエビデンスを構築する」という2つの内容がつながっているので,文章が長く,わかりにくい.
どのように改良すればよいか?
長すぎる一文は二文に分ける.最大でも2行くらいにするのが適当.「〜とともに」とあるときには,2つの内容が書かれていることが多く,そこで文章を切ることができる.
この例の場合,「〜とともに」とか「〜することで」とあるところで,文章を切って,2つに分けた方がわかりやすくなる.
改善例
推敲力養成道場:目次
児島 将康
(久留米大学客員教授,ジーラント株式会社代表取締役)
書籍「科研費獲得の方法とコツ」「科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック」著者.毎年の科研費公募シーズン前後に20件近くの科研費セミナーで講演し,理系・文系を問わず申請書の添削指導を行っている.令和6年4月より研究者を支援するジーラント株式会社(https://g-rant.org/)を立ち上げ,活動している.
科研費に関する書籍・ウェビナーや制度の変更点など,科研費申請に役立つ情報を発信しております.
研究生活の役に立つ書籍なども少しご紹介しています.