例文には(背景1)〜(背景3),(理論1)〜(理論3),(応用1)〜(応用3)と箇条書きが3箇所も登場する.
箇条書きは研究項目をまとめるのによい手段だが,多すぎると逆効果になる.最適な箇条書きの数は1ページに1箇所以内.【研究目的】2ページのなかでも1箇所くらいがよい.それより多いときにはいくつかは箇条書きをやめて,文章でつなげて書く方がまとまった印象になる(ただし,ひとかたまりの文とするためには文章作成スキルを要する場合は多く,書き慣れないうちはお勧めしない).
では,箇条書きの項目数が多すぎるときにはどうすればよいのか? 例えば (1)とか(a)とかの括弧文字を使わないで,シンプルに「・」を使うのはどうだろう.こうすれば(1)〜(5)や(a)〜(d)などの括弧文字が少なくなって見た目上はすっきりする.
例文では(背景1)〜(背景3)が上の文章部分と同じ内容の言い換えなので,カットして文章を整理する.(理論1)〜(理論3)はシンプルに「・」 にして,(応用1)〜(応用3)のみを残した.