狂牛病は,他の感染症とは異なり,“プリオン蛋白”とよばれる蛋白質を介して感染するという特徴をもっていますが,この“プリオン蛋白”によって発症する病気は,プリオン病とよばれています.今月は,このプリオン病の原因因子である“プリオン蛋白質”に注目し,九州大学名誉教授の立石潤先生にご企画いただき,特集いたしました.
目次
特集
プリオン蛋白質-プリオン病・狂牛病の感染機構の謎に迫る
企画/立石 潤
<序にかえて>プリオン病は感染症か遺伝子病か【立石 潤】
プリオン蛋白の立体構造―βシルク様構造核の形成【井上秀世】
プリオン蛋白の変換機構解明に向けて―in vitro でのスクレイピープリオン生成の試み【金子清俊/Stanley B. Prusiner】
ゲノムをもたない感染因子としてのプリオン【堂浦克美】
ノックアウトマウスによるプリオンの解析【坂口末廣/片峰 茂】
プリオン蛋白の代謝・分布【品川森一/堀内基広】
プリオン病の動物実験【毛利資郎】
トピックス
CURRENT TOPICS
成長円錐の運動制御と細胞接着分子のシグナル伝達-レーザー分子機能不活性法(CALI)の活用【竹居光太郎】
カルシニューリンによるアポトーシス【芝崎 太】
Stat6を介するIL-4の情報伝達機構【下田和哉】
rho型GTPaseによる細胞壁合成酵素の活性調節【井上俊介/大矢禎一】
総説:クロマチン構造を介した転写制御【浦 聖惠/胡桃坂仁志】
連載
クローズアップ実験法
アガロースゲルを用いた簡便なRAP-PCR differential display法【簗瀬澄乃/森田賢一/石井直明】
monthly遺伝子病ノート
シャルコー・マリー・ツース病【早坂 清】
理解される英文を書くためのトレーニング法(後半)【田中顕生】
生命科学者になるための10か条
第3条(前半)-助言と協力を得て実験をしよう【柳田充弘】
インターネット活用術
DDBJ案内【池尾一穂】
Wide View
DNA型鑑定と犯罪捜査【佐藤 元】
ラボレポート
Field of Dreamsークリフ・テイビン研究室紹介(Harvard Medical School)【見学美根子】
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- 【本書名】実験医学:プリオン蛋白質
- 【出版社名】羊土社
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