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新規なシグナル伝達システム「ルミクライン」による雄性生殖路の機能と妊孕性の制御

Regulation of male reproductive tract function and fertility by lumicrine, a novel transluminal signaling system
Kiyozumi D, et al:Science, 368:1132-1135, 2020
淨住大慈,伊川正人
Daiji Kiyozumi1)2)/Masahito Ikawa1)〜5):Research Institute for Microbial Diseases1)/Immunology Frontier Research Center2)/Graduate School of Pharmaceutical Sciences3)/Graduate School of Medicine, Osaka University4)/The Institute of Medical Science, The University of Tokyo5)(大阪大学微生物病研究所1)/大阪大学免疫学フロンティア研究センター2)/大阪大学大学院薬学研究科3)/大阪大学大学院医学系研究科4)/東京大学医科学研究所5)
10.18958/6685-00003-0001009-00

「ルミクライン」とは,上皮性管腔の内腔空間を経由した分泌因子によるシグナル伝達システムである.その分子機構は長らく明らかにされてこなかったが,本研究ではマウス雄性生殖路管腔で働くルミクライン因子を同定し,このシグナル伝達機構が雄の生殖能力獲得に必須であることを世界ではじめて明らかにした.

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