スマホで読める実験医学
550円

ヒト2型自然リンパ球(ILC2)は予想外の可塑性を有しIL-17産生ILC3へ分化する

c-Kit-positive ILC2s exhibit an ILC3-like signature that may contribute to IL-17-mediated pathologies
Bernink JH, Ohne Y, et al:Nat Immunol, 20:992-1003, 2019
大根陽一郎
Yoichiro Ohne:Early RIA, AstraZeneca(アストラゼネカ株式会社呼吸器・自己免疫疾患)
10.18958/6457-00003-0001172-00

IL-17は細菌や真菌に対する免疫制御に重要であるが,このサイトカインを産生するヒト由来自然リンパ球(ILCs)の実態については明らかではなかった.今回われわれはILC2が予想外の可塑性をもち,IL-17産生細胞(ILC3)に分化することを発見した.さらに,この可塑性が乾癬(かんせん)の病態形成に関与している可能性が示唆された.

この記事は有料記事です

(残り約6,900文字)

  • 【スマホで読める実験医学】ヒト2型自然リンパ球(ILC2)は予想外の可塑性を有しIL-17産生ILC3へ分化する
    550円

関連書籍

実験医学2019年12月号 Vol.37 No.19

がん免疫の効果を左右する 腫瘍血管と免疫環境

  • 高倉伸幸/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)