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母乳による感染防御は,IgAとIgGのどちらによるものか?

Protection from pathogenic bacteria by breast milk
Caballero-Flores G, et al:Cell Host Microbe, 25:313-323, 2019
Gustavo Caballero-Flores,坂本 啓
Gustavo Caballero-Flores1)/Kei Sakamoto2):Department of Pathology and Rogel Cancer Center, University of Michigan Medical School1)/Department of Laboratory Medicine, Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences2)(ミシガン医科大学1)/長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学2)
10.18958/6397-00003-0001250-00

母乳を介した母体免疫による乳児の感染防御は,これまでIgAによるというイメージが強かったのではなかろうか.今回われわれの研究では,細菌性腸炎に対する乳児の消化管粘膜防御は母乳中のIgGが主体であり,さらには母体の予防接種が有効であることを動物モデルを用いて示した.

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