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性スペクトラムから考える哺乳類性腺発生の分子機構―♂と♀で割りきれないヒトの性の多様性と連続性

鹿島田健一(東京医科歯科大学発生発達病態学分野)
10.18958/6377-00002-0001264-00

医学・生命科学研究では,個人(個体)の性別は男性(雄)と女性(雌)に二分されるのが一般的です.それがいま,私たちの社会でジェンダーの多様な在り方が受け入れられつつあるように,研究の世界でも遺伝学や発生学などの見地から,ヒトの性が連続する表現型(=性スペクトラム)をもつという概念が確立されてきています.本記事ではその最新の研究動向を特集いたします.(編集部より)

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