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【スマホで読める実験医学】スーパーエンハンサーと相分離型転写ファクトリー
550円
DNA結合タンパク質とRNA結合タンパク質の多くは一定の構造をとりにくいLC(low-complexity)ドメインを有する.こういった転写調節因子が局所的に高密度で集積するスーパーエンハンサーは,細胞のアイデンティティーの決定や疾患の病態形成において重要である.最近,スーパーエンハンサーの機能解析から,転写調節因子の凝集あるいは相分離がエンハンサーによる遺伝子制御に関与している可能性が注目されつつある.相分離によるエンハンサーの制御は,従来の転写ファクトリー仮説の再検証という側面ももっている.本稿では,スーパーエンハンサーと相分離の関係について概説する.
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