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アポトーシス細胞貪食過程の遺伝子発現の変化

Efferocytosis induces a novel SLC program to promote glucose uptake and lactate release
Morioka S, et al:Nature, 563:714-718, 2018
森岡 翔
Sho Morioka:Department of Microbiology, Immunology and Cancer Biology, School of Medicine, University of Virginia(バージニア大学医学研究科)
10.18958/6331-00003-0001305-00

ヒトの体内では毎秒100万以上の細胞が死んでおり,これらの細胞は貪食によって効率よく取り除かれている.われわれは,死細胞を貪食した細胞内に起こる遺伝子発現の変化を網羅的に解析し,溶質輸送体であるsolute carrier(SLC)遺伝子群と貪食の関与をはじめて明らかにした.さらに,このSLC制御の破綻が炎症性疾患やアテローム性動脈硬化の原因となる可能性を見出した.

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