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【スマホで読める実験医学】さまざまな標的を分子レベルの特異性で排除する光免疫治療戦略
550円
光反応性のプローブを結合させたがん細胞特異的抗体を投与した後,光を照射することによってがん細胞を選択的に殺傷しうる「光免疫療法」は,次世代のがん治療法として注目されている.今回われわれは,その対象を病原微生物(細菌やウイルス)にも拡張した「光免疫抗微生物戦略」を開発し,さらにこれらの「光免疫治療戦略」についての標準となるプロトコールを樹立した.光免疫治療戦略は,標的特異性と標的選択の柔軟性を兼ね備えることを特徴とし,生物種や薬剤耐性にかかわらず,さまざまな標的を分子レベルの特異性で選択的に殺滅することができる.既存の薬剤では治療が困難であったケースに対する,新たな治療法としての展開が期待される.
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