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視床下部Ppp1r17神経細胞と脂肪組織による老化・寿命制御のメカニズム

DMHPpp1r17 neurons regulate aging and lifespan in mice through hypothalamic-adipose inter-tissue communication
Tokizane K, et al:Cell Metab, 36:377-392.e11, 2024
時實恭平,今井眞一郎
Kyohei Tokizane/Shin-ichiro Imai:Department of Developmental Biology, Washington University School of Medicine, St. Louis, Missouri USA〔ワシントン大学医学部発生生物学部門(米国ミズーリ州セントルイス)〕
10.18958/7485-00003-0001423-00

われわれは哺乳類の老化・寿命制御に重要な特定の視床下部神経細胞を同定した.視床下部背内側核(dorsomedial hypothalamic nucleus:DMH)に存在するPpp1r17陽性神経細胞群が交感神経を介して白色脂肪組織の機能を制御し,細胞外小胞に内包されているNAD合成系酵素eNAMPTの分泌を促進する.本研究で,老化・寿命制御における視床下部と白色脂肪組織の臓器間コミュニケーションの重要性が明らかとなった.

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