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血中インスリン濃度パターンによる肝臓シグナル分子の選択的制御

In vivo decoding mechanisms of the temporal patterns of blood insulin by the insulin-AKT pathway in the liver
Kubota, et al:Cell Systems, 7:118-128, 2018
久保田浩行,黒田真也
Hiroyuki Kubota1)/Shinya Kuroda2):Division of Integrated Omics, Research Center for Transomics Medicine, Medical Institute of Bioregulation, Kyushu University1)/Department of Biological Sciences, Graduate School of Science, University of Tokyo2)(九州大学生体防御医学研究所トランスオミクス医学研究センター統合オミクス分野1)/東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻2)
10.18958/6269-00003-0001604-00

多くのホルモンは特徴的な血中濃度パターンを示し,そのパターンはホルモンの働きに重要であると報告されている.本研究では,血中インスリンパターンが生体内のシグナル分子を選択的に制御できること,さらにその詳細なメカニズムを明らかにした.ホルモンの時間パターンによる体内分子の選択的制御という概念は生物学における新しい概念であり,今後,新しい分野が拓かれていくと期待される.

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