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東アジアのハツカネズミにおける亜種間交雑によるゲノム進化

Inference of selective force on house mouse genomes during secondary contact in East Asia
Fujiwara K, et al:Genome Res, 34:366-375, 2024
藤原一道,長田直樹
Kazumichi Fujiwara1)/Naoki Osada2):Mouse Genomics Resource Laboratory, National Institute of Genetics 1)/Faculty of Information Science and Technology, Hokkaido University2)(国立遺伝学研究所マウス開発研究室1)/北海道大学大学院情報科学研究院2)
10.18958/7539-00003-0001725-00

東アジアの野生ハツカネズミの大規模なゲノム解析で,二次的接触による異なる亜種間の交雑と進化のメカニズムを調査した.日本や中国における大規模な亜種間交雑が確認され,性染色体上の遺伝子コピー数の違いによる性比の歪みが原因であると推測されるY染色体の急速な置き換わりや,免疫関連遺伝子,嗅覚・フェロモン受容体における自然選択・性選択の痕跡が発見された.

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