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BMPシグナルはヒストンラクチル化修飾を介して顔面形成を制御する

A BMP-controlled metabolic/epigenetic signaling cascade directs midfacial morphogenesis
Yang J, et al:J Clin Invest, 134:e165787, 2024
上春浩貴,楊 静文,三品裕司
Hiroki Ueharu1)/Jingwen Yang2)/Yuji Mishina1):Department of Biologic and Materials Sciences & Prosthodontics, University of Michigan School of Dentistry1)/Department of Pediatric Dentistry, School and Hospital of Stomatology, Wuhan University2)(ミシガン大学歯学部1)/武漢大学口腔医院小児歯科学部2)
0.18958/7539-00003-0001722-00

顔面異形症は代表的な先天性遺伝子疾患の1つである.頭蓋顔面を構成する神経堤細胞でのBMPシグナルの異常は顔面異形症を発症するが,その詳細な分子機序はいまだ不明である.本研究は,神経堤細胞におけるBMPシグナルの増加がヒストンのラクチル化修飾を低下させ,遺伝子発現を抑制することにより,顔面異形症を発症するというカスケードを明らかにした.

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