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老化神経幹細胞の若返りによるニューロン産生亢進と認知機能改善

Functional rejuvenation of aged neural stem cells by Plagl2 and anti-Dyrk1a activity
Kaise T, et al:Genes Dev, 36:23-37, 2022
貝瀬 峻,影山龍一郎
Takashi Kaise1)2)/Ryoichiro Kageyama1)〜4):Institute for Frontier Life and Medical Sciences, Kyoto University1)/Graduate School of Medicine, Kyoto University2)/Graduate School of Biostudies, Kyoto University 3)/Institute for Integrated Cell-Material Sciences, Kyoto University4)(京都大学ウイルス・再生医科学研究所1)/京都大学大学院医学研究科2)/京都大学大学院生命科学研究科3)/京都大学物質-細胞統合システム拠点4)
10.18958/7031-00003-0000186-00

胎生期に高発現する遺伝子Plagl2の強制発現および老齢期で高発現する遺伝子Dyrk1aのノックダウンの組合わせによって老化神経幹細胞を効率よく若返らせることに成功した.若返った神経幹細胞は少なくとも3カ月以上の間増え続けて多数のニューロンを産生すること,その結果,老化マウスの認知機能が改善することが明らかになった.

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