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Photo-Isolation Chemistry:光照射による高解像度かつ高感度なトランスクリプトーム技術

Photo-isolation chemistry, a technique for detecting gene expression in photo-irradiated region with high resolution and high sensitivity
本田瑞季,沖 真弥
Mizuki Honda/Shinya Oki:Kyoto University Graduate School of Medicine(京都大学大学院医学研究科)
10.18958/6889-00001-0000791-00

多細胞組織の構築は時空間的に厳密に定められた遺伝子発現により制御されるため,その理解には空間情報に紐づく発現プロファイリング技術が必要である.われわれの開発した新規空間オミクス法Photo-Isolation Chemistry(PIC)は,組織切片から光照射した特定領域だけの遺伝子発現プロファイルを網羅的に検出することができる1).また光照射は回折限界のサブミクロンオーダーにまで絞りこむことができるため,極小の細胞集団や細胞内構造に限定した解析にも活用できる.本稿ではPICの原理を概説しつつ,解析事例についても紹介したい.

トランスクリプトーム,ケージド化合物,光学技術,RNA-seq

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