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合成致死性で見出す,新たながん治療標的

荻原秀明
Hideaki Ogiwara:Division of Cancer Therapeutics, National Cancer Center Research Institute(国立がん研究センター研究所がん治療学研究分野)
10.18958/6647-00002-0000988-00

がんの遺伝子異常に基づいた個別化医療である“がんゲノム医療”が実現可能な時代となった.しかし,すべての遺伝子異常に対して最適な治療法が確立されているわけではない.特に欠損型遺伝子異常のがんに対する治療法の確立が遅れている.それを打破するために合成致死性の概念を応用したがん治療法の確立に期待が寄せられている.

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